田口 真二 設計
1986年生まれ。2020年にサトーエンジニアリングへ中途入社する。学生時代は保育士を志し、短大で資格を取得。卒業後は地元の佐賀で保育士として勤務するも、待遇面や将来への不安から製造業に転職。製造スタッフとして経験を積む中で設計に興味が沸き、未経験で当社へ入社する。
専門用語を覚えるところからスタートし、現在は先輩たちと共に九州営業所の主力メンバーとして設計に携わる。プライベートでは、4人の子どもの父親として家庭を支えている。
- 転職の理由は?
取引先の設計者に憧れ、機械設計の道へ。
昔から保育士になるのが夢でしたが、当時は男性保育士が少なく、地元の採用枠も限られた状態。何とかパートで就職するも、給料も低く将来が不安になったんです。もっと安定した仕事に就こうと就職支援センターに行き、紹介されたのが製造の仕事でした。
転職後は自動車部品の製造工場で働いていましたが、そこへよく来ていた提携先の機械設計の方と仲良くなりました。経験豊富なベテランで、私たち現場の話を聞いて「製造ラインのこの部分を改善したら効率が上がるはず」「精度を上げるためにこのパーツを変更したらどうか」など何度も相談に乗ってくれて。次第に「私も現場の相談に乗り、改善する側になりたい」と思うように。機械設計の方にも「うちでの募集はないけれど、頑張るなら俺も教えるよ」と言ってもらえたことが後押しとなり、転職を決意しました。
- 入社の決め手は?
経験ではなく、意欲を評価してくれたのが嬉しくて。
決意をしたのはいいものの、転職活動は2年もかかりました。製造機械やラインの設計職を中心に求人を見ていたのですが、ほとんどが設計経験者のみの募集だったのです。8社ほど面接へ進みましたがなかなかうまくいかず、ようやく出会ったのがサトーエンジニアリングでした。当社では私以外にも機械設計未経験から入社した先輩が何人もいますし、みんなで若手を育てる風土が根付いています。面接でも、私の経験ではなく意欲を評価してくれて、ここなら夢を叶えられそうだと入社を決めました。
- 今はどんな仕事を?
お客様の製造環境を改善するため、日々奮闘中。
現在は、飲料ボトルなどの製造ラインの設計を担当しています。依頼の概要を基に見積りを出し、細かい要望をヒアリングしたうえで図面に起こし、さらに詳細をすり合わせる…というのが主な流れです。
ゼロから学ぶ覚悟でしたが、入社後は想像以上に苦戦しました。専門用語が多いため、営業やお客様の言葉の意味がわからない。設計時の数値は自動計算されるものの、なぜこの数字になるのかが説明できない。今では基礎知識は覚えましたが、「本当の意味での独り立ちは10年かかる」と言われるほど奥が深く、勉強の日々です。それでも、自分が携わった生産ラインがうまく稼働したときは本当に嬉しくて。「おかげで作業工程が改善された」なんてお客様からの感想をいただく度に、この仕事に就いて良かったと思います。
- サトーエンジニアリングの魅力って?
社内外の先輩みんなが、惜しみなくサポートしてくれる。
経験を問わず “チャレンジしやすい環境” があるのは、サトーエンジニアリングの魅力の一つです。経験が浅いうちは先輩がサポートに入ってくれますし、ミスがあった際もフォローをしてくれたうえで、どうしたら次回は防げるかを一緒に振り返ってくれます。社長をはじめ社員みんなが話しやすく、冗談も言い合えるような関係なので、困ったときに相談しやすいのもありがたいですね。
また、パートナー企業の機械製造の方々もベテランが多く心強いです。私が強度の数値を誤って設計してしまった際は、図面を見てすぐに気づき、教えてくれました。知識や経験が豊富な人たちと働けるからこそ、学べることも多いと感じています。
- 入社を考える方にメッセージを!
教育も、待遇面も、安心できる環境がある。
未経験から入社する方は特に、不安も大きいと思います。でも、全く心配はいりません。周囲のフォローも手厚いため、コツコツ努力を続けられる方であれば必ず成長できます。また、待遇面も安心してください。実際、私は入社してから毎年着実に給与が上がっていて、入社4年で年収が前職の1.5倍になりました。家族がいる身としては、とても助かっています。
前述した転職のきっかけとなった機械設計の方には、入社後何度か連絡をしたのですがつながらず…。後日、亡くなったことを人づてに聞きました。教えてほしいことがたくさんあったのに、叶わなかったのは寂しいです。ただ、彼のような設計者になることが、今も変わらず私の目標。私もいつか自分の仕事を通して、機械設計のやりがいや面白さを後輩に伝えられる人になれたらと思っています。
他にもある、こんないいトコロ
「繁忙期は残業が続く日もありますが、1分単位で残業代が出るので嬉しいです」
「有休もとりやすく、特に閑散期は連休を取る人も多いです。周りもフォローしてくれます」
「男性の育休取得や時短勤務実績もあるため、家族を持つ人にとってもいい会社です」
EMPLOYMENT INTERVIEW 社員インタビュー
金子 悟 設計・現場監督
1990年生まれ。2016年にサトーエンジニアリングに入社する。工業高校に進学後、大学は神奈川にある文系の学部へ。大学卒業後に地元の福島県で就職するが、プライベートでの事情もあり、再び神奈川で転職先を探す。
「ものづくりの仕事なら、誰もが想像できるようなものづくりに関わりたい」という気持ちから、製罐の分野で実績のあるサトーエンジニアリングへ。現在は設計の仕事のかたわら、全国各地を出張で飛び回る多忙な毎日を送っている。